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【bisCROWN&bizCROWN】連載SS第2回公開です


こんにちは、bisCROWN&bizCROWNスタッフの珠之です。
このブログに足を運んでくださる皆様、またお目にかかれて光栄でございます。

さて、本日は
bisCROWN&bizCROWN書き下ろしSS連載をご覧頂けたらと思います。
※当連載SSは、毎週水曜日更新を予定しております。


第2回は、『東浦家の休日』シリーズのSSをお届けします。

higashiura01_jak_350.jpg
:::::::::::::::::::::::::::::
東浦家の休日vol.1~兄&弟編
発売日:2013年8月30日(金)※現在販売中
出演:東浦崇(CV.櫻井孝宏)/東浦結人(CV.江口拓也)
価格:2000円+税
:::::::::::::::::::::::::::::

higashiura02_jak_350.jpg
:::::::::::::::::::::::::::::
東浦家の休日vol.2~父&叔父編
発売日:2013年9月27日(金)※現在販売中
出演:東浦春樹(CV.興津和幸)/東浦彰信(CV.安元洋貴)
価格:2000円+税
:::::::::::::::::::::::::::::

higashiura03_350.jpg
:::::::::::::::::::::::::::::
東浦家の休日vol.3~未来の家族編
発売日:2013年10月25日(金)※現在販売中
出演:永江深尋(CV.小野友樹)/永江大護(CV.木村良平)
価格:2000円+税
:::::::::::::::::::::::::::::

※vol.1~3いずれも初回生産分特典がございます。
 初回生産分は数に限りがございますので、興味のある方はお早めにお手にとってくださいね!

<初回生産分特典>ダミーヘッドマイクによるキャストフリートーク収録
<初回生産分封入特典>SS入り差し替えジャケット(2種)




...bisCROWN&bizCROWN書き下ろしSS連載
                          第2回『東浦家の休日』
...................


元旦の朝。

「明けまして」
「「「「「おめでとうございます」」」」」

東浦家のリビングに、いつもよりたくさんの声が響きました。
テーブルに並べられた美味しそうなおせち。
そのまわりを囲むのは、あなたを含めた東浦家の家族4人と、そして永江家の2人。

「ホントすみません、元旦からお邪魔しちゃって」

永江家の兄・大護は、そう言って申し訳なさそうに笑いました。

「ほら、深尋も!」

大護に頭を押さえられたあなたの彼氏・永江深尋が、大護を横目に睨みながらもペコリと頭を下げます。

「……すみません、ご馳走になります」
「おお、みーちゃんがスラスラ喋ってる」
「うるさい。このくらい言える」

軽い言い合いを始める永江兄弟を見て、優しく微笑むのはあなたの父・春樹。

「いいんだよ、気にしないで。
 今日、深尋くんが遊びに来るっていうのは娘に聞いていたから、
 それなら朝からおいでって誘ったのはこっちなんだし」
「いやいや、深尋だけじゃなくてオレまでお言葉に甘えてお呼ばれしちゃったんで……」
「人数は多いほうが賑やかで楽しいからね。
 ……と言っても、逆にご迷惑だったかな。そちらのお父様が……」
「ああ、うちの親父はいいんですよ。2、3日前からフラッといなくなっちゃって。
 昨日電話が来たと思ったら、『しばらく帰らない』とか言うし。
 たまーにこうやってどっか行っちゃうんですよねー」
「それはまた……自由なお父様だねえ」
「まあ、手のかかる息子2人が独立したんで今青春を謳歌してるのかもと思えば、
 オレたちも止める理由がないんで。
 親父が帰ってきたら改めてうちで新年を祝うことにします」
「そっか、そういうことならいいんだけれど」

そんな会話の向こうで、キッチンからは鍋のグツグツという音がします。

「あ、そろそろお雑煮が煮えるかな。みんな、お餅はいくつ?」

春樹の問いかけに勢いよく手を挙げたのは、あなたの弟・結人。

「オレ3個! あとで2個追加!」
「はいはい、ユウのはピンクのお餅も入れようね」
「わーい! 紅白餅ー!」

喜ぶ結人の隣で、兄の崇が口を開きました。

「俺は3つ。全部白で」
「タカは普通のお餅3つね。最初は1つだけ入れてきたらいいんだよね?」
「ん。あと2つは自分で入れるから置いといて」
「了解。君は?」

そう問いかけられたあなたが『1つ』と答えると、春樹は小さく首をかしげます。

「1つでいいの?」
「カレシが来てるからってなーにカワイコぶってんだよ。
 姉貴はいっつも2、3個ペロッと食うくせに」

からかうように笑う結人の頬をつねっていると、
あなたの隣に座る深尋がちょんちょんと腕をつついてきました。

「あの、俺のことは気にしないで。お前が食べたい分だけ食べて」

気遣うような深尋の言葉に逆に照れくさくなったあなたは、
少し考えてから『じゃあ、2個で』と訂正しました。
すると春樹がニコッと笑って頷きます。

「そうそう。年始から遠慮したら駄目だよ。いっぱい食べて大きくならないとね。
 大護くんと深尋くんは、普段お雑煮のお餅はいくつ食べるの?」
「うちはだいたい1個ずつですね」
「へえ、少ないんだねえ」
「雑煮よりもおせちをいっぱい食べる感じなんですよ。
 って言ってもオレ、いわゆる"おせち!"みたいなヤツが作れないんで
 家族の好きなおかずてんこ盛りみたいになっちゃうから、そのせいかもしれないんですけど」
「おせちも大護くんが作ってるの? 料理が得意とは聞いていたけど、すごいねえ」
「そんな大げさなもんじゃないんです、簡単なモンばっかで……。
 あ、雑煮の準備手伝いますよ」
「いいよいいよ、せっかく来てもらってるのにそんなことさせられない」
「やー、じっとしてるのが性に合わなくて。ご迷惑じゃなかったら手伝わせてください」
「そう……? じゃあお言葉に甘えようかな。といっても、あとはお餅を焼くだけなんだけどね」
「あ、餅は焼く派ですか! いいですよねえ、香ばしくて。うちは煮た餅を入れるんですよ。親父が好きで」
「そうなんだ? お父様は関西出身の方?」
「ぽいですね、あんまりちゃんと聞いたことないんですけど。
 でもたまに『あんこ餅入れろ』とか言うから、
 出身うんぬんよりも単に好みなのかなーとか思わなくもなくて……」

お雑煮談義を交わしながらキッチンスペースへ向かう春樹と大護。
すると突然、リビングのドアが開きました。

「ぅおーい、彰信サマが来たぞー。あけおめー」
「あっ、叔父さん!」

勢いよく登場した叔父の彰信に、結人が駆け寄ります。

「叔父さん! あけおめ!」
「はいはい、あけおめ。それはいいとして『叔父さん』って呼ぶな。
 年明け早々悲しくさせんじゃねえよ」

そのやり取りを聞いて、ため息をつく崇。

「『あけおめ』って……ライターやってる人の言葉とは思えませんね」
「なんだよ崇。そんな生意気言うヤツには、いいモンやらねえぞ?」

『いいモン』という言葉に、結人の背すじがピッと伸びます。
そこへ春樹と大護が戻ってきました。

「アキ、いらっしゃい」
「おーっす。年始からゴチになりまーす。深尋クンと大護クンもいらっさい」
「……どうも」
「お邪魔してます!」
「ここはアキの家じゃないでしょう。まあいいけど。
 アキも来たことだし、今お餅焼いてるからその間に……はいみんな、手を出して」

春樹の言葉に、まっすぐ両手を差し出す結人とあなた。

「今年もみんなが健康で楽しく過ごせますように……はい、お年玉」
「ありがとうございます!」

ふたりそろってお礼を言うと、春樹が嬉しそうに目を細めます。
そのあと、崇に視線を移しました。

「それからこれがタカの分」
「俺はいいのに。もう子供じゃないんだし」
「僕にとっては、君たちはみんなずっと可愛い子供なの。だから、はい」
「……ありがとうございます」
「はい、いい子」

お年玉を受け取る崇の頭をポンポンと叩いた春樹は、
ポケットからさらにもう2つのお年玉袋を取り出しました。

「それからこれは、大護くんと深尋くんに」
「えっ、オレたちはいいですよ!
 今お邪魔させてもらってるだけで充分なんで……!」

目を丸くする大護と深尋を見て、春樹は静かに微笑みます。

「お年玉の由来って知ってる?」
「由来、ですか? えっと……」
「おうちにお迎えした年神様は鏡餅に宿るとされているんだけど、
 その鏡餅をみんなで分けて食べることで
 年神様のパワーを頂くっていうところから来てるんだって。
 お年玉はその鏡餅の代わりなわけで、ここにいる子たちがみんな
 今年も元気で一年頑張れますようにってことであげるんだから、
 君たちもちゃんともらわないとダメなんだよ?」

春樹の言葉を黙って聞いていた大護は、少しはにかんだような表情で頭を下げました。

「あの……ありがとうございます、すみません」
「『すみません』はいらないから。はい、手を出して」
「あっ、はい……ほら、深尋も」

大護とともにおずおずと手を差し出す深尋。
彼らの手に、春樹がそれぞれお年玉袋を乗せます。

「娘ともども、今年もよろしくね」
「こちらこそよろしくお願いします!」

そこへさらに彰信が別のお年玉袋を重ねました。

「ほい、俺からも。深尋クンにも、はいよ」
「えっ……?」
「いや、さすがにもらいすぎですよ!」
「なーに言ってんだよ。お年玉にもらいすぎも何もないだろ。
 もらって困るモンじゃねえんだし」
「でも深尋はともかく、本当ならオレは関係ないんだし……」
「ばーか、関係ないヤツが正月にココ来るかよ。
 うちにいるってことは家族も同然」
「……家族?」
「そーそ。深尋クンとうちの姪っ子が結婚したら、
 深尋クンはもちろんだけどその兄ちゃんの大護クンだって、立派なうちの家族だ。
 それの予行演習みたいなモンと思えばいいだろ。
 な、春樹?」
「うん。だから遠慮しないで、ね?」
「あ……えと、そういうことなら……。あの、本当にありがとうございますっ」
「あ、ありがとう……ございます」
「はい、深尋くんも大護くんもいい子。
 それよりアキ、お年玉用意してたんだね?」
「もっちろん。今日深尋クンたちが来ることは、お姫さんから聞いてたしな」

そう言ってあなたに軽くウインクしてみせる彰信。

「よーし、次は東浦家3兄弟の番だな。
 おいガキども。彰信サンがお年玉やるから、ありがたくそこに並べ」
「はいはいっ! はーい!」

元気よく彰信の前にやってきた結人が、ビシッと両手を前に差し出します。

「そんじゃ結人からな。ほい、今年もよろしくな」
「よろしくお願いしまーっす!」
「よしよし。あと結人にはこっちのお年玉もな。ほら、上から行くぞー。あーん」
「何その白いの? マシュマロ!? あーん……んっ、んまーい! イチゴソース入ってる!」
「紅白で縁起がいいだろ? これで一年がんばるように」
「ラジャー!」
「そんで、これが崇の分。今年も色つけといたからお前は自分で好きなもん買え」
「今年もありがとうございます。いただきます」
「ん、素直なのはいいんだけどな……
 お前、春樹の時は『俺はいい』みたいなこと言っといて、俺ん時はすんなり受け取るのな」
「いや、独り身の叔父さんはこういうことくらいしかお金の使い道がないでしょうし
 断ったらかわいそうかなというボランティア精神で」
「おまっ……よどみなく失礼なこと言いやがって。返してもらうぞ、それ」
「一度もらったものは俺のものです」
「ったく、年々可愛げがなくなるよなあ」
「そんなもん最初からないって言ってるでしょう」
「ウソでもいいから、一年に一回くらい猫かぶってみせろよ。……ま、いいけどな。
 んじゃ最後は昔も今も可愛いお姫さんに。ほら、お年玉」

彰信にお年玉袋を差し出され、『ありがとうございます』と笑顔で受け取るあなた。

「ほんっと可愛いなぁお前は。そんなヤツには、もういっこイイもんやろう」

あなたの手にあるお年玉袋の上に、もうひとつ別の封筒が重ねられました。
『これ何?』とあなたが首をかしげると、彰信が耳元に顔を寄せてきます。

「遊園地のペアチケット。深尋クンと一緒に行けよ」

その囁きは深尋にも届いていたようで、
深尋は目を瞬かせたあと、あなたを見つめて嬉しそうに微笑みました。
深尋と並んで『ありがとうございます』とお礼を言うと、なぜかニヤリと笑う彰信。

「そのチケット使ってデートして、ついでに姫始めでもしてくれば?
 お姫さんだけにー、なんちゃって……」
「……彰信?」

お雑煮をよそうためにキッチンへ行っていた春樹が、いつの間にか彰信の背後に立っていました。
それに気づいた彰信が慌ててごまかすように笑います。

「あっ? なんだ春樹、もうお雑煮持ってきたのか!
 いやー、美味そうだなー。こりゃあ冷めないうちに食わないともったいない!
 ほら、早く食おう!」
「アキの分があるとでも思ってるの?」
「へっ? ないの!?」
「ありません」
「ウソだろ!? じゃあ俺なんのために来たんだよ!?」
「子供たちにお年玉あげるためでしょう?」
「違うって、メシ食うため! 俺もう腹ペコなんだよ!」
「知りません」
「春樹ー! 春樹お兄サマー! 年明けからメシ抜きは勘弁してー!」

春樹と彰信のやり取りに笑い声があがります。
その中で、あなたの横に立つ深尋がそっと手を握ってきました。
見上げる先にあるのは、深尋のやわらかな微笑み。

「……楽しいな、お前ん家のお正月」

彼が、我が家でのお正月を楽しんでくれている……
その喜びとともに笑顔で頷き返した瞬間、いきなり視界を遮られるように
深尋との間にヌッと手のひらが割り込んできました。

「お前ら、わかってんだろうな」

声の主である崇は、あなたと深尋を交互に見て小さく鼻を鳴らします。

「姫始めはいいが、うちでやるなよ」
「えっ……」

ほんのり頬を染める深尋が、ちらりとあなたを見ました。

「……する?」
「だからするなって言ってんだろうが!!」
「えっ、なになに? なんの話?」

崇の怒鳴り声に結人の明るい声が重なり、そこへ加わる春樹と彰信のやりとり、そして大護の笑い声。
東浦家と永江家、計7人で迎えるお正月は賑やかに過ぎていくのでした。

END
...............................................................................



ということで、連載SS第2回は『東浦家の休日』をお送りしました。
登場人物が7人なので少々長くなってしまいましたが……
年明けということで、元旦の東浦家&永江家の様子を切り取ってみました。
少しでもお楽しみ頂けていれば幸いです。

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また、東浦家&永江家の面々のことをもっと知りたいと思って頂けた方は
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ぜひあわせてご覧くださいませ!

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次回、連載SS第3回の公開は
来週1月14日(水)を予定しております。
ご期待頂けると嬉しいです。


それでは次回もお目にかかれますように。


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